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業務金庫の鍵の保管場所

業務金庫の鍵の保管場所で悩んでいる方も多いはずです。カギは通常2つ程度用意されていますが、開ける人が一人の場合、もう1つのカギは予備ということになります。

一番無難なのは、常に自分で持ち歩くことです。こうすればカギの保管場所を誰かに知られて、あけられる心配はありません。持ち歩いてなくすのが心配ということであれば、カギ付きのデスクの引き出しなどに金庫のカギをしまい、そのデスクのカギを持ち歩くようにすればいいでしょう。デスク等のカギであれば金庫ほど解錠は難しくないため、いざというときであっても対応しやすくなります。

ただし自分で2つ持ち歩いてしまっては予備の意味がなくなってしまいますから、ひとつは信頼できる人に預かってもらう、家においておく、といった方法も良いでしょう。信頼できる人というのは会社内ではなく、場合によっては家族等という考え方もできます。金庫を開けるのが自分だけということであれば、会社内のほかの人に鍵を渡しておくのは不用心です。まったく開けることがなく、金庫の場所すら知らなくて信頼できる人なら、カギを預けておくこともできるでしょう。それが難しいということなら銀行等に預けておくのもいいですが、カギだけの保管というのは少々大げさかもしれません。そのため、ほかに預けるものがある場合に利用してみると良いでしょう。

どうしてもカギの管理や保管が難しいという場合には、テンキーロックの業務金庫を利用すると良いでしょう。テンキーロックは電気錠で、暗証番号を使って開閉するものです。集合住宅などのマンション等でも出入り口部分で使われることがあるので、利用したことがある方も多いはずです。これならば開ける際の番号さえ覚えておけば、カギを保管する必要がないため安心です。

ただし欠点としては、開けるときの番号を誰かに見られてしまう可能性があるということです。もし見られてしまえばその人に簡単に開けられてしまいますから、解錠の際には細心の注意を払うようにしましょう。また、何度も解錠していると数字を押す部分が摩耗してしまって、番号を解読されてしまう可能性があります。これを防ぐためにその都度数字の配列が変わるものもあるので、検討してみると良いでしょう。

番号を忘れないようにしておくのが一番望ましいのですが、どうしても不安だからといってメモに書いておいたりすることはよくありません。それを誰かに見られてしまうとあけられてしまう心配があります。最近ではインターネットの普及で暗証番号が必要となる機会が多いですから、それと同じようにしっかりと頭に記憶しておくと良いでしょう。