クマヒラは、広島市議会議員であった熊平 源蔵が、1898年(明治31年) 広島市で金庫の販売・修理の熊平商店を創設。現在は、クマヒラグループとして、研究開発・製造の株式会社熊平製作所と、老舗企業が軒を連ねる日本橋に本社を構える販売・サービスを提供する株式会社クマヒラとして、創業110余年の歴史ある国内最大手の金庫メーカーとして不動の地位を築いています。長い歴史の中で開発された、溶断・工具・衝撃などの攻撃に優れた防御性を発揮するオリジナル合金「クマヒラアロイ」を開発、時代の変化とともに求められている高品質と高技術によって開発されあ信頼性の高い金庫として、主に金融機関向けの大型金庫室や貸金庫設備などを手掛けています。クマヒラの金品だけでなく、重要な文化財や美術品、書物など、厳重な保管が求められる歴史物専用の収蔵庫や、原子力関連施設、また、医療機関に欠かせない遮蔽技術を用いた設備の製造も手掛けています。このような設備系金庫のみならず、通常の箱型の金庫も製造しています。信頼のJIS取得がクマヒラのメイン商品の標準基準。「耐火金庫」「特殊耐火金庫」「防盗金庫」「耐火ユニット」の3ジャンルを展開。鍵式は、信頼性の高いダイヤル錠に特化し、ダイヤル番号が100万通り変換できる100万変換ダイヤル錠、1億通り変換できる1億変換ダイヤル錠を搭載した高セキュリティ錠もあります。
「耐火金庫」では、企業だけでなく家庭用としてもニーズがあり、高さ700㎜の扱いやすいサイズ~両開き扉の大型金庫まで6種類のサイズが揃う2時間耐火で防盗機能TS-15・急加熱急落下試験合格品「FIRE MAX2」(ファイヤーマックスツー)シリーズ(型番名:FM2)、主要な公的機関などでの重要書類の保管などに適した国内初の4時間耐火金庫で防盗機能TS-15・急加熱急落下試験合格品の「FIRE MAX4」(ファイヤーマックスフォー)シリーズ(型番名:FM4)シリーズ、不動産業や士業、公的機関など、日々の顧客データなどの書類管理が求められる業種に人気の2段式・4段式キャビネット型耐火金庫「SAFE FILE」(型番名:FA4・FB4)(セーフファイル)が揃います。
「特殊耐火金庫」では、近年のスマートフォンなど、メディア機器の急激な普及により、利用増えたUSBやCD-Rなど光磁気ディスク、磁気メディア保管専用の「DATA SAFE」があります。こちらの金庫は、万が一の火災時も庫内温度52℃以下、湿度80%以下を維持するの1時間耐火機能を搭載しています。
「防盗金庫」では、2時間耐火・耐工具(TL-15)、急加熱急落下機能試験合格機能をバランスよく搭載し、5種類のサイズを展開する「PROTECT SAFE」(プロテクトセーフ)シリーズ(型番:PS)、1億変換ダイヤル2個を搭載、耐溶断・耐工具15分(TRTL-15)と耐工具30分(TL-30)試験合格品の「GUARDEX](ガーデックス)シリーズ(型番:GX)、最高峰レベルの防盗力を誇る3時間耐火、耐溶断・耐工具(TRTL)試験合格品の「GUARDMAX」(ガードマックス)シリーズ(型番名:GM)が中心。その他、開閉履歴やタイムロックなど開錠セキュリティ管理機能を充実させた役員用鍵金庫「PRIME PROTECT SAFE」(プライムプロテクトセーフ)シリーズ(型番:PS)はクマヒラならではの機能搭載の商品です。
「耐火ユニット」では、通常の耐火・防盗金庫の中にメディア耐火性能を有したい際に便利なテータキャビネット、庫内で、小物管理ができる引出しなどが後付けできるチェスト・ユニットもあり、既存の金庫でもニーズに合わせてカスタマイズすることができます。庫体全体に埋設された自社開発合金「クマヒラアロイ」を用いた高品質・高技術開発力・高機能こそ、いつの時代もゆるぎないクマヒラ製品の信頼性の理由と言えるでしょう。