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金庫は火事にあっても大丈夫か?

業務用金庫は様々な性能があります。防犯性を高めるようなバーナーなどでの溶断に対して耐久性があるかどうかなどの防盗性能に長けています。

また金庫には規格があり、様々な用具を利用して何分耐える事が出来るかなどを試験し合格したものだけが認定されるような仕組みになっています。

また火事などの耐火性能に優れているとされる金庫もあります。それが耐火性能です。耐火性能は上がれば上がるだけ金庫の金額も金庫自体の金額も上がる傾向にあります。

それほど金額と比例して安全性が高いとも言えるのかもしれません。

JIS規格では1時間、2時間、3時間耐火というような何時間まで耐えられるのかという試験があり、合格品がランク毎に分けられているようになっています。

またUL試験合格というものもあり、3時間耐火、4時間耐火、そして一気に加熱されるような急加熱耐衝撃試験などもあるようです。
ですからこのような規格や試験をクリアしている金庫は条件内であれば安心して金庫内を守ってくれるようです。しかし、実際火災になった場合には何時間で消火するのかなんて目安もつかないと思います。

火災になってしまった場合には金庫の耐火時間を気にして「あと何時間で消えますか?」なんて口にするわけもいかないでしょう。

会社などの大きさにもよりますが、屋根から炎が出ている場合では消防車が到着してから40分くらいでは消火が完了出来るようです。

しかし、規模が大きかったり何件も燃え上がっているような火事や消火しにくい物があった場合には6時間くらいかかってしまう場合もあるようです。

しかし、耐火性能の金庫でも6時間以上耐える事が出来る金庫は数少ないでしょう。しかしずっと消火時間というのは火が完全に鎮火するまでとなっているので、実際金庫には6時間の耐火性能は必要ないかもしれません。

しかし耐火時間は長ければ長いほうが安心でしょう。ただし金庫の金額も上がってしまうので予算と相談しながら決めるのがいいでしょう。

燃えやすい職場や環境に設置を希望するならば耐火性能をきちんと考慮することをオススメします。

火災はちょっとしたきっかけから起こります。コンセントにホコリがたまっているだけでも発見が遅れれば大規模な火災になってしまいますし、このくらいなら大丈夫だろうと思っていても火災はすぐに起きてしまいます。

どんな時にも備えることが防災として必要になってくるのかもしれません。

火事から金庫を守るには必ず耐火性能を重視した金庫にするようにしましょう。耐火性能の金庫は重さも重くなる傾向があるので設置する場所が重さに耐えることが出来るかどうかもチェックする必要があります。

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